懺悔?(ぇ)

2005年2月5日 友達
今日初めて友達と『ケンカ』をしました。
今日初めて人前で泣きました。
今日初めて人に自分の心の内を少しだけ話しました。
家族の前でも見せた事のない涙。
誰にも打ち明けた事のない心。
親とも姉とも他の友達とも、誰ともしたことのないケンカ。
基本的には平和主義なつもりで、人とケンカをしたことがない。
誰とも、したことのなかった事を、今日してしまった。
ケンカなんか初めてで、相手の怒りも爆発して、
どんどん言って来たときにどうしていいかわからなかった。
鼓動だけが高まって、身体が熱くなって、
頭の中は真っ黒になって、目の前がぼやけて、
本当は黙りこくりたかった。実際いやな沈黙も流れた。
でも、何か言わなきゃ始まらない。そう思った瞬間、
本当は思ってもいないことを色々と言ってしまった。
その事によって、余計相手を傷つけた。
でも、悪かったのは自分。原因はこの日記。
自分では軽はずみで、ほんの軽い言葉として書いた事が、
その人にとってはショックだったらしく、怒りや悲しみ、
色んな感情を与えてしまった。色んな、嫌な思い。
自分では悪気のなかった事が、軽いつもりだった事が、
ここまで人を傷つけてしまうものなのかと実感した。
言葉とは恐いと思った。本当に恐い。
この場をかりて謝りたい。ごめんなさい。
悪気はなかった。こんなに傷つけてしまうなんて思ってもみなかった。
ダメだなぁ自分・・・・・。
アメリカで日本人として生れ育った玲にとって、
日本語は母国語であり、外国語である。
そんな日本語を上手く使えるようになりたかった。
自分の気持ちを正直に表現出来るようになりたかった。
だから、この日記を書き始めた。
そして本来ならば書くべきでなかった事を書いてしまったのかもしれない。
自分の心で感じている事と、文章の書き方が過っていたのかもしれない。
思っていた事が、感じていた事が、上手く伝わらないのだろう。
自分は何のためにこの日記を書いているのだろう。
日記くらい、自分個人にプライベートでも書けるだろう。
なのに、なんで玲はこうゆうかたちで日記を書いていこうと思ったのだろう。
答えは、ない。そこまで考えていなかった。
ただなんとなく書き始めて、それがいつのまにか日課になっていて、
それで、人がこれを読んだらどう思うのかとか考えずに、
思いついたそのままの言葉で色々と書いてきた。
でも、その言葉遣いが間違っていた。
この日記を読んで、気を悪くした人はどれだけいるだろう?
みんなに謝りたい。そんなことがあったなら、本当に申し訳ない。
でも日記は書き続けたい。日記は、唯一玲が自分を表現できる場だから。
日記は玲の心を開ける、唯一の親友だから。
玲は誰にも好かれることもなく、嫌われることもなく、
よく人から「空気みたいな人」と言われる。
べつにいても、気付かれることはない。でもいても、害にはならない。
自分ではそれが長所だと信じていた。でも、短所でもあることに気付いた。
それは誰にも心を開いてないという意味で、誰も信用してなくて、
人に対する「愛」みたいなものが足りないのだと思った。
もともと人付き合いは苦手で、友達をつくるのが苦痛だった。
でもやっぱり一人は寂しい。でも、人とは喋れない。
だから、ただ一緒にいてくれる相手がいればいい。そんなんだった。
考えてもみれば、なんとひどいヤツなんだ、自分は。最低だ。
でも今までそうやって生きて来て、誰かにトクベツ好かれることはないけど、
でも嫌われるということはなかった。
少なくとも、それを実感することはなかった。
好かれもしない。嫌われもしない。あるいみ楽だけど、でも寂しい。
自分が泣いてしまったのは、自分の弱さだろう。
誰かに怒られて、思いを打ち明けられて、自分のせいで傷ついたと言われて、
なんだか、急に苦しくなった。そんなことを言われたのは初めてだった。
そしてためていた思いが一気に噴き出した。
今まで秘めていた思いが、全て頭に過って、言葉さえも出なくなった。
息が上手く出来なくて、涙もかれて、落ち着こうと思っても落ち着けなくて。
でも、この時点では、もう相手のせいじゃない。
自分の気持ちが、噴き出しただけだった。
それぞれ生きて来た道は違う。考え方も、物の感じかたも違う。
だからこそ、対立する。
玲は、その対立を避けて生きて来た。
誰とでもその場で合わせて、常に『楽』でいたかった。
怒ることもなく悲しむこともなく、ただ楽しくいたかった。
嫌なことがあっても、それには目を背けて、見えないふりをして笑ってごまかす。
笑い飛ばしておけば、心は痛まないから。
それは自分の感情を殺していたのかもしれない。それが悪かったのかもしれない。
やっぱり、『人』が嫌いだ。『付合い』が嫌いだ。
一人でも生きて行ける世の中だったらどんなに良いことかと思う。
でも、この世の中はそんな風には成り立たない。
結局はどこかで人に頼って、助け合って生きて行かなければならない。
それが、辛い。
いつも、独りだから。
いくら友達を作っても、その人たちはいなくなってしまうから。
消えてしまうから。忘れてしまうから。
ずっと傍にいてくれる人なんて誰もいないから。
アメリカ人の友達とは「言葉の壁」があって、
そんなに思ったこと全てを伝えられるような関係にはなれない。
日本人の友達でも、みんなすぐにいなくなってしまう。
別れの数だけ出会いもあるけれど、
でも結局はみんな『別れ』が待っている。
いくら好きになっても、相手はもっと好きな人がいるんだ。
好きな場所があるんだ。
みんなアメリカは嫌いだという。
みんな日本に帰りたいという。
でも玲には日本に帰る所なんてない。
ココが、アメリカが玲の故郷だから。
いくら言葉の壁があっても、ココは玲の生まれた場所だから。
大好きな、場所だから。簡単に嫌いとか言ってほしくない。
でも、そのことを、言えない。
素直になれない自分が悔しい。
でも、素直になればまた人を傷つける。
現に、素直な気持ちで書いていたこの日記は人を傷つけた。
言葉になんか出すもんじゃない。
嫌な思いは全部自分の内に秘めておけば、それで良いんだ。
いつか忘れるから。ずっと忘れてればいいだけだから。
苦しいよ。心が重い。感情を捨てたい。
なんで、涙がとまらないの?

時々、誰も知らない場所に行ってみたくなる。
何にも知らない相手とは、仲良くなれるもの。
なんでだろう?
「大人っぽい」「しっかりしてる」
人は玲のことをそう言う。
でも
本当は
誰よりもわがままで甘えん坊なのに。
誰よりもみんなのことが大好きで、でも好きになれなくて、
なんだか自分でもよくわからないよ。
みんな大好きだけど、出会った人みんな大好きだけど、
でも、好きになれば好きになるほど別れは辛いもの。
だったら最初から仲良くなんかならなきゃいいんだ。
うわべだけの付合いでいいんだ。
いつしかそう考えるようになっていた。
それは間違い?
でも、そうでもしないと玲は壊れちゃうよ。
悲しみに、押しつぶされちゃうよ。
結局誰しも自分が1番可愛いんだから。
自分が1番傷つかないように生きてくしかないんだよ。
これでまた、誰かを傷つけたかな・・・・・?

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玲

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